先に結論At a glance
RunProof は、入力そのものを長く預かるサービスではなく、特定の入力に基づいて発行された receipt が、あとから第三者検証できることを重視した Execution Proof API です。 一方で、原本の真実性そのものや、現実世界の出来事全体を単独で証明するものではありません。
RunProof が向いていることGood fit
- 後から receipt の署名と要点を第三者が検証できる状態を作りたい
- 入力の全文そのものではなく、ハッシュ中心で軽量に扱いたい
- 配布物、文書、監査イベントなどの「存在・受領・発行の節目」を残したい
- 保存量を抑えつつ、公開資料で検証方法を説明したい
RunProof だけでは足りないことNot sufficient on its own
- 原本そのものの真実性、内容の正しさ、作者本人性の最終判断
- 現実世界の出来事全体を、それ単独で完全に立証すること
- 長期保管庫として元データ全文を預かり続けること
- ワークフロー全体の責任分界を、他の制度や証拠なしに置き換えること
何を証明するかWhat RunProof proves
RunProof は、ある入力から receipt が発行され、その receipt が公開鍵で検証できることを扱います。見るべき中心は、receipt の署名、ハッシュ、時点、要点、そして検証可能性です。
- 特定の入力に対応する receipt が発行されたこと
- その receipt が公開鍵で検証可能であること
- receipt に含まれる要点や参照情報が、後から照合可能であること
- テンプレート利用時に、同じ考え方を配布物・文書・監査イベントへ適用できること
何を証明しないかWhat RunProof does not prove
receipt が検証できることと、原本の意味や社会的評価がそのまま確定することは別です。RunProof は「検証可能な節目」を与えますが、法的評価や事実認定のすべてを代替するものではありません。
- 元データの内容が真実であること
- 提出者・作者・関係者の本人性を、追加証拠なしに断定すること
- receipt さえあれば、他の監査証跡や契約・承認が不要になるということ
- 外部システムやネットワークの揺れを完全に消すこと
向いている用途Recommended use cases
- 配布物の版や受領の節目を残したい
- AI生成物の要点束をハッシュ中心で封印・照合したい
- 承認、引継ぎ、受領などの監査イベントを軽量に記録したい
- 元データ全文を外へ出さず、検証可能な要点だけを扱いたい
向いていない使い方Poor fit
- 全文保管や長期アーカイブを主目的にする使い方
- 長期確認を RunProof 単独で完結させ、receipt や対応する管理情報を手元保存しない使い方
- receipt 単独で、原本の正当性や法的結論まで完結させたい使い方
- 本人確認や権限管理の全体を、RunProof だけで完結させたい使い方
- 内部運用の責任分界を整理せずに、証跡だけ先に積みたい使い方
保持しないものWhat RunProof does not retain
RunProof は、入力の全文や大きな生データを預かり続ける設計を前提にしていません。公開面では、ハッシュ中心・軽量・第三者検証可能という性格を重視しています。長期確認を想定する場合は、RunProof を保管庫ではなく「証跡層」として使い、receipt と対応するハッシュ、必要な管理情報を利用者側でも保持する前提で設計してください。
- 元データ全文を長期保管することを前提にしない
- receipt ID による公開照会の継続だけに依存しない
- 公開資料だけで内部運用の全証跡を見せる設計にしない
- receipt 以外の周辺責任を自動的に肩代わりする設計にしない
性能・制限の見方How to read performance and limits
このページでは性能値を直書きしません。性能値や計測条件は、今後 /docs/performance.htm に集約する構成とし、このページでは「導入判断に必要な意味づけ」だけを扱います。
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- まず API を試したい → Playground
- receipt の要点確認と署名検証をしたい → Portal
- 入力例や補助資料を見たい → Ref
- ベースURLや最小例から入りたい → API
- Docs の入口へ戻る → Docs index